生きる

甘ったれメンヘラ社会不適合者の戯言を垂れ流すゴミブログ

ニートがコンビニバイトを1日でやめた話

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ドラッグストアバイトをやめて1ヶ月くらいが経った。

 

特にアルバイトも探す気もなく毎日をダラダラ過ごしていたが、母親から働くよう催促され、特に考えもせずタウンワークで一番近いコンビニに応募。

 

翌日、オーナーからすぐに電話がかかってきて当日に面接が決まった。

 

ドラッグストアに応募したときは、折り返し面接日程を連絡すると言って一切連絡がなかったり、応募しても電話すらかかってこないこともあった。面接がきまっても1週間後だったりレスポンスが悪い印象。

 

対して今回のコンビニの対応のテンポの良さには感動した。

 

面接にはジャージにスキニーのラフな服装で挑んだ。コンビニバイトの面接程度でいちいち清潔感をイメージした服装をチョイスするほどの手間はかけない。意識高い系。

 

コンビニまでは自転車で3分。面接10分前に到着し、店内であらかじめ履歴書アプリで作成しておいた履歴書を印刷する。なんてスマート。

 

店員に声をかけようと思ったが、レジが混んでいたため、意を決してバックヤードに突入。

 

そして、面接。

 

面接では履歴書を見ながら、バイト経験の有無や志望理由、通勤方法などに軽く触れるフツーの内容だった。

 

大学の中退理由についてきかれて、うつ病で〜なんて言えるはずもなく、休学して学業不信でやめたという旨をキョドりながら伝えた。深追いされずに助かった。

 

そして、どれくらいの期間働く予定か聞かれたので、適当に半年くらいと答えた。すると1年以上の長期以外はお断りしていると言われ、慌てて1年以上も可能ですと答えた。グダグダすぎて落ちたな〜と諦めかけた。

 

合否は追って連絡すると言われ面接終了。

 

2日後に電話で研修をするから明日こいと言われた。落ちたと思っていたので驚いた。コンビニバイトは誰でも受かるというのは確かにそうだ。

 

初日の研修は軽い説明を受けた後、レジでの袋詰めと、レジ打ちも少しさせてもらった。

 

説明では社訓と挨拶の声出しもさせられた。やっぱりこういうことはするのかという感じ。こういうのは普段声をろくに出さない引きこもりには意外ときつい。もうちょっと声出そうかー!と何回か言われた。僕の心は傷ついた。

 

レジはやはりドラッグストアと違いスピード感がある。テンポがいい。おつりが自動で出てくるタイプのレジではないため(以前のドラッグストアは自動だった)、ミスをしそうで緊張する。早速お釣りを返し忘れるミスをした。僕の心は深くえぐれた。

 

商品バーコードをスキャンすればいいだけでなく、フライヤーの食品はバーコードがないのでレジで打ち込まなければならないし、たばこは番号でなく銘柄で注文してくる客もいるし、弁当の温めもあるし、宅配もあれば、公共料金の支払いもある。

 

そばで見ているだけだったが、これを全て客のプレッシャーを受けながら覚えるのは気が遠くなりそうだった。

 

そして客の出入りがあるたびに「いらっしゃいませー!」と「ありがとうございました!」を絶え間なく言わなければならない。声が小さかったり言うタイミングを逃すと、尻を叩かれ、ほら声が聞こえないぞー!と注意される。僕の心はパリーンと音を立てて割れた。この雰囲気はかなり苦手だ。慣れてしまえば自然に言えるようになるのだろうが、もちろん根気なしの引きニートには慣れるまでの苦痛が耐え難いのだ。

 

だけど、コンビニバイトなんて外国人だって平気な顔して働いている「誰でもできる仕事」だ。こんな仕事ができないで何ができる。がんばれ、僕にならできる。一生コンビニ店員でいるくらいの覚悟で働いてやる!

 

無事、次の日バックれた。

 

電話すらかかってこなかった。

 

僕のために用意されたあの「研修中」と書かれた名札はもうゴミ箱の中だろうか。

 

さあ次はどこで働こう。